2013年3月18日 (月)

宿毛湾非軍事ネットワークの訴え

【リード】
 宿毛商工会議所が、宿毛3月議会に海上自衛隊潜水艦部隊基地などを誘致する請願書を提出しました。
 理由には宿毛湾が潜水したまま出入港できる有事即応に適していることや、呉、佐世保基地などへの攻撃を宿毛に分散させるために有効であること、旧海軍の特攻基地があったことなどをあげています。こんな重大なことを市民に充分に知らせず決めることは許されません。
 請願書の中身、請願の背景などについてお知らせします。みんなで議論し合いましょう。
【潜水艦、掃海艇部隊の誘致求める請願】
請願書は「平成26年度より増隻が決まったと聞きます海上自衛隊潜水艦部隊及び、掃海部隊の誘致につきまして、市議会が一丸となって、誘致活動を議決していただきますよう」求めています。
 防衛省は「新防衛大綱・中期防による配備計画」で16隻の潜水艦(呉9隻、横須賀7隻)を新たに6隻を加えた22隻に増強する計画です。増強される潜水艦基地を宿毛に誘致しようとするのが請願の趣旨です。
【潜水したままの入出港は漁場破壊】
その理由として挙げられているのが、請願書に添付された「宿毛湾港誘致の強点(ママ)」と題された6つの理由。
 その第一にあげられたのが、呉、横須賀は、海上交通安全法の適用を受けるため浮上して出入りしなければなりませんが、宿毛湾港はその適用を受けないので湾内から湾内から潜行して出入りできること、呉と比較して2日間の作戦行動延伸が期待できることをあげています。
 しかし、潜水しての航行はスクリューによって海底をかき混ぜるために、漁業資源に甚大な悪影響を及ぼすことになります。また、航行する艦船との衝突の危険も高まります。潜水艦基地の誘致は、豊かで平和な宿毛湾を一変させることにつながります。
【宿毛市民を攻撃の的に?】
 誘致の二つ目にあげているのが、海上自衛隊の横須賀、呉、佐世保基地は「過集中であり、被攻撃に脆弱」だが、宿毛に分散させることで「脆弱性をカバーできる」としています。
 これは宿毛市民を攻撃の的にすることであり、市民の生命と安全を顧みない乱暴な議論です。
【潤うのは一部の業者】
 請願書は、自衛隊誘致は「物流や観光による地域経済浮揚の鍵と言えます」としています。
 しかし、宿毛湾の豊かな資源を破壊して地域経済を浮揚させることができるのでしょうか。
 潤うのはパチンコ店、不動産業者などの一部の業者にすぎないのではないでしょうか。
 6番目に誘致の理由として宿毛は旧海軍の連合艦隊停泊地であったことや、海上特攻基地があったことをあげて「海軍からの親派(ママ)の町である」ことをあげていますが、とんでもないことです。
 そうした基地があったことで戦争末期には米軍の攻撃の的になってきたのが宿毛です。請願者は、米軍機の空襲に襲われ、沖ノ島や鵜来島の住民たちは強制疎開を強要されて、その途中で子どもの命が奪われたことを知らないというのでしょうか。
宿毛湾の未来にかかわることを、市民に知らせず漁業影響調査等もせず決めることは許せません。採択させないように議会に働きかけましょう。

【情報】宿毛商工会議所による請願書

請願第2号
請 願 の 要 旨
宿毛湾港「海上自衝隊潜水艦部隊等」誘致について
 宿毛市においては、高知県の重要港湾の一つである宿毛湾港整備が、平成12年12月には四国西南地域では唯一のマイナス13メートルの水深を確保した大型岸壁機能を備え、また港内の静穏度を保つための沖合い防波堤第1期工事も平成20年度に完成、現在第2期工事が着々と進捗中であります。
 宿毛湾港は、戦前より連合艦隊の訓練停泊港湾として利用されるなど、古くから天然の良港として知られ、平成23年度は海上自衛隊輸送艦「しもきた」、平成22年度は輸送艦「いずしま」「あいしま」「みやしま」、平成21年度は護衛艦「さみだれ」に入港していただき、他にも米イージス艦等3隻や豪華客船の入港もされております。
 宿毛湾港の、太平洋と瀬戸内海の結節点という地理的立地条件を活かした、海上自衛隊の誘致は、社会基盤整備の遅れている四国西南地域における8の字高速道路の早期完成に有効であり、鉄道やフェリー等の利用促進にも繋がると確信でき、物流や観光による地域経済浮揚の鍵と言えます。
 宿毛商工会議所としては、国の新しい防衛大綱の中で、海上自衛隊誘致の声が市民間で一層高まっている現況を踏まえ、平成26年度より増隻が決まったと聞く海上自衛隊潜水艦部隊及び掃海艇部隊の誘致について、下記のとおり宿毛湾港誘致の強点があることからも、市議会が一丸となって、誘致活動を議決していただくよう、格別のご高配を強く請願致します。
1 呉や横須賀の現在の定係港は海上交通安全法の適用を受ける瀬戸内海や浦賀水道を浮上して通る必要があり、作戦海面「潜没可能海域」まで時間を要すが、宿毛湾は湾内から潜航が可能であり、事態に即応しうる。呉と比較し、約2日間の作戦行動の延伸が期待できる。
2 海上自衛隊の艦船の基地は、横須賀・呉・佐世保・舞鶴・大湊であるが、特に横須賀・呉・佐世保は過集中であり、被攻撃に脆弱となる。宿毛はこれらからは分散配備となり、この脆弱性をカバーできる。
3 司令部庁舎、補給庫、弾庫、燃料庫等のスペースは十分に提供可能である。また官庁用敷地の高台への提供も可能である。状況が許せば既存の県営住宅をアパート形式での特別借上げでの宿舎提供が可能である。また、市営運動公園の共同使用も可能である。
4 良質で豊かな水や、新鮮な魚介類、豊富で美味な野菜等食良品の供給が格安で支援できる。
5 外洋からの波、うねり対策としての防波堤は国の事業としてまもなく完成する。
6 宿毛は、旧海軍の連合艦隊停泊地であっただけでなく、海上特攻と水際特攻「切り込み隊」を指揮する第8戦隊司令部、その隷下の第21突撃隊「震洋の部隊」及び水上機基地があったので、特に海軍からの親派の町である。
                            請願者 宿毛商工会議所
会頭 田 村  章

2011年2月 8日 (火)

岡本副市長のあいさつ

26日のトゥーテュガ、しもきた寄港のとき、宿毛市の岡本公文副市長のあいさつ(要旨)が「高知民報」に載っていた。

寄港を歓迎する典型的なものなので転載しておく。

「ようこそ宿毛市に。心より歓迎する。1999年からこの岸壁には大型クルーズ船、貨物船、自衛艦、アメリカ艦船に入港いただいているが、海上自衛隊とアメリカ海軍が同時入港するのは初めて。自衛艦は1999年7月「しまゆき」が最初。それ以来、多く入港していただき、「しもきた」で23隻目。米軍は2006年のラッセル、オカーン、レイクエリー、今回で4隻目。 乗組員には上陸して買い物などで宿毛市経済に寄与してもらっていることに感謝する。今回は親善と友好ということだが、宿毛市で十分休養してほしい」

市の幹部の発言かと目を疑ったが、それが歓迎する側の論理を代表しているものだろう。そういう意味では率直な発言だと思う。

2011年2月 3日 (木)

米国大使館に抗議文届けた

27日に抗議集会で採択した、オバマ米国大統領に対する抗議文は、在日米国大使館を通じることにして郵送で送った。

郵便物配達証明で送ったところ、1月31日付けで郵便事業会社赤坂支店から配達証明書が届いた。

大使館がどう扱うかは不明だが、米国政府機関に届いたことは間違いない(日本語だけど堪能な職員がいるだろう)。

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2011年2月 2日 (水)

米軍艦の民間港への寄港データ

2006年から2010年にかけての米軍艦の民間港への寄港について、日付順と港別のデータベースを公開する。

各民間港の運動団体と連絡を取り合い、ネットワークを形成したいものだ。

軍艦がどんな対応ではいっているか、フェンスははるのか、海上保安庁、警察はどんな対応をとっているかなど興味は尽きない。

「uss_kikou.xls」をダウンロード

2011年2月 1日 (火)

1月27日抗議行動写真集

   1月27日の「トゥーテュガ」寄港抗議集会は、約100名が参加して宿毛新港の緑地公園で行われた。

集会参加者はそのあとでも行進を行い、合同軍事訓練中に寄港した「トゥーテュガ」、「しもきた」への抗議を行った。

高知民報がその模様を報道している。

http://www11.ocn.ne.jp/~jcpkochi/minpo/index.htm

以下、当日のスナップをアップする。

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2011年1月31日 (月)

洋上抗議行動に異常反応?

オイルフェンスの写真を撮りに宿毛新港に行ったとき気がついたのだが、集会を行った公園の海側に寄港当日にあった「ここから船に乗らないでください」との立て看板がなくなっている。

オイルフェンスが「船を守るため」といい、海上保安庁による遊漁船業者にたいする「圧力」といい、「あらせ」に加えて「とさ」の派遣といい、洋上抗議行動に異常反応しているようだ。

まさか、特攻艇のようなものが突っ込んでくると思っているのだろうか?

2011年1月29日 (土)

オイルフェンスは反対派封じ

2011_0128tutuga0009 県幡多土木事務所にきくと、オイルフェンスは代理店から申し入れがあり、貸与したという。

そのオイルフェンスは新港に置いてある、というので写真を撮りに行った。

これがオイルフェンスである。

ちなみにラッセル寄港のときのオイルフェンスの写真はなかったが、高知県が発表した資料の中にオイルフェンス敷設については立田回漕店が行うことが書かれていたので、米軍艦が寄港するたびにオイルフェンスは敷設されていることが明らかになった。

他の民間港ではどうなのかよくわからないが、佐世保や横浜などでは米軍艦のまわりにオイルフェンスがはられていない。

県の担当者は、代理店に理由を聞くと「船を守るため」との回答を得たと証言しているから、これも反対派対策なのか。

ラッセルのときの資料によると、米軍の要請によるものらしい。

2011年1月28日 (金)

米軍艦にだけなぜオイルフェンス?

オイルフェンスは、何も「トゥーテュガ」だけではなかった。

確認できているもので「オカーン」「レイクエリー」も接岸と同時に周囲にオイルフェンスが敷設されている。

いったいなんのためか?

その推測はこれからとして、とりあえず「高知民報」から提供された写真をアップする。

左がレイクエリー、右がオカーン。

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2011年1月27日 (木)

4回の寄港にみる対応の変化

情報交流会では、メディア取材、警備態勢について4度の寄港をめぐっての変化も報告された。

○ラッセル寄港(2006年5月)

 初めての寄港であり、米国側は領事館が全面に出て対応。マスコミ関係者も乗船はもちろんのこと、艦長みずからが艦長室に招待し、菓子や飲み物を汽車に勧めるなど、至れり尽くせりの演出で「友好と親善」をアピールした。

 警備も初めてのことで、機動隊員が多数配備。

○オカーン寄港(2008年5月)

 米国側は第7艦隊に窓口が変化。艦長インタビューは行われたが、岸壁で素っ気ないものだった。

 警備は港の大半を自動車進入禁止とするなど、過剰な対応も目立った。

○レイクエリー寄港(2010年2月)

 米国側は前回に続いて第7艦隊が窓口。巡洋艦の寄港ということで再び艦内には入れたが、艦長室などは入れなかった。インタビューも艦内の広いところで立ったままのもの。

 警備は前回の対応で抗議したこともあり、港のかなりの部分が自動車で入れることができた。

○トゥーテュガ寄港(2011年1月)

 窓口は高知県で、米軍は一切オモテに出ず、乗艦なし。インタビューには答えないということだったが、岸壁で数分の会見には応じてくれた。

 警備は機動隊員はなし。普通の制服警官が警備。前回の駐車場が民有地のため、オカーン寄港のときのように車両進入禁止区域が広がった。

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トゥーテュガ艦長は、「これから佐世保に帰る」と艦の行動についてもオープンに答えてくれたが、それはイージス艦などの戦闘艦との違いから来ることかもしれない。

«水質検査は絶対やるべきだ。

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